夜明けの怪人図書館

不定期更新。やっぱり本が好き。

俺と野ばら社様【番外編】

今回の更新は番外編。私が書籍関係の仕事をしていた頃の話です。

 

学生の頃にバラエティ番組で、“童謡の歌詞は意外と怖い”みたいな特集を観ました。

特に『ねこふんじゃった』と『桃太郎』。『ねこふんじゃった』は2番の歌詞が「猫踏んじゃった猫踏んじゃった、猫踏んずけたら飛んでった」「猫お空へ飛んじゃった」「猫すっ飛んじゃってもう見えない」と、踏まれた猫は死ぬ

『桃太郎』は鬼ヶ島を攻める場面で「面白い、面白い、残らず鬼を攻め伏せて、分捕りものをエンヤラヤ」と完全に侵略略奪

一応フォローしておくと、童謡は作り手が相当昔の人であったり、そもそも作詞・作曲者が不明である事が多いので、今改めて知るとドキッとするものが多々あります。

 

このバラエティ番組を観た直後、友人の家で童謡の本を何冊か見せてもらいました。それらの本に『ねこふんじゃった』や『桃太郎』のすべての歌詞が掲載されていて、上記のエグい内容が裏付けされたのでした。

具体的な書名は覚えてないし、当時は出版社も意識してなかったのですが、実はこの時の本が野ばら社さんの本でした。

野ばら社さんは、書道・歌唱・図案・百人一首などの芸術分野の専門書を主に発売している出版社さん。内容は勿論のこと、レトロな装丁も魅力のひとつです。

 

 

そして書籍の仕事に就いた頃、その関係で野ばら社のスタッフさんとお会いする事がありました。友人宅で見た本が野ばら社さんの本だと気付いたのも、この頃ですね。

だからスタッフさんとお会いした時、思いっきり「ファンです!」と宣言。そしたら「良かったらどうぞ」と、マスコットの野ばら子さんがプリントされたタオルハンカチを頂き、正月の挨拶をした時も「今年もよろしくお願いします」と、やはり野ばら子さんのタオルを頂きました。

今は書籍関係の仕事から退いている私ですが、野ばら子さんタオルハンカチ&タオルは現役です。

 

 

今回のオチ。

レトロな装丁ゆえに、私は当時の仕事仲間に「野ばら社さんの本は擬人化すると、袴にブーツの大正ロマンハイカラさんなんだよ!」と力説したら「仕事しすぎだよ…」と可哀想な目で見られました